2014年12月2日火曜日

畑仕舞い




11月下旬は畑仕舞いに追われていましたが、ついに今朝この冬初めての雪が舞い降りました。    



昨日の雨が上がり、きれいな青空が広がっていますが、粉雪が舞っています。



 

畑の草や野菜の上に、薄っすらと積もって溶けません。


この辺りは冬、土が凍ってしまうので、秋冬野菜は路地から引き上げ、春まで保存します。
大根、人参、かぶ、ごぼう、白菜、ねぎ、など、、、

土に生け直したり、室内に取り込んだり、漬物にしたり、干し葉にしたり、切り干しにしたり、
この時期は大忙しです。何しろ、12月から4月初めまでの野菜を貯蔵、加工するのですから。

タクアンにする大根などは、来年の6月まで保存食として食べられるんですよ。

  漬物に、、(11月17日撮影)


干し葉に、、


甘〜いおやつに、、


 
     さあ早く、残りの野菜を引き上げなくっちゃ!今週は、早朝零下の日が続く予報です!




   冬将軍八ヶ岳おろしの音を聞きながら、モイ君は眠ってしまいました。





    今日も生きものいっぱい   ありがとう地球!







2014年11月8日土曜日

実りの秋

ブログ更新遅くなり、すみません。ずいぶんご無沙汰しました。

早くも季節は「実りの秋」を迎えています。この季節は、一年の中で最もたくさんの食物を大地からいただく季節です。 

まずはお米の実り。今年は日照不足で、気温が上がらず、大変な年でしたが、なんとか立派に実ってくれました。

 ノコギリ鎌で、ザクッザクッと刈っていきます。

 はざかけして、 天日干し2~3週間。「ありがとういきもの米」ただいま熟成中です。


一方畑は、、、
秋冬野菜が、最も美味しい旬を迎えています。

 種まきから70日を迎えた大根です。

 白菜も葉っぱがしっかり巻いています。

 元気いっぱいブロッコリー。


  健康で、元気で、生命力あふれる野菜です。
 

そのヒミツは、、、


耕さない、肥料や農薬を使わない、草や虫の多様性を大切にして出来るだけ排除しない、など
「自然界に対して出来るだけ余計なことをしない」こと、です。


太陽と雨と風と土と、たくさんの生きものたちと、農夫(婦)の協力によって、お米や野菜は育ちます。さらに、、、


 これ。

なんだと思いますか?

この場所で、過去に育って倒れていった、草や生きものたちの「死骸の層」です。
私たちの先生、川口由一先生は、これを「なきがらの層」と呼びました。

(  なきがらの層は、さらに時間をかけて、土に還っていきます  )



耕さなければ、「なきがらの層」が壊されることはありません。この場所で過去に育った植物や生きものたちの「なきがらの層」が豊かになれば、肥料は必要ないのです。


過去に生きた生命の死骸の層が、今年のお米や野菜を育てる、、、自然界はこのように循環しています。


ふと考えれば、自然界には本来「肥料」も「農薬」も存在していません。「耕すこと」もです。


自然の野山は、誰も耕さず、肥料も農薬もやらずとも、毎年芽吹き、成長し、花を咲かせ、種を落としますね。そうして、何万年と地球の植物は、生きてきました。これが「自然の力」です。



 たくさんの嬉しい収穫




 クンクン、いいにおいがするよ。ありがとうお米。




      今日も生きものいっぱい   ありがとう地球!






















2014年9月13日土曜日

ランドケアの日


 今日は一日、田んぼ周りの土手の草刈り。地域では、お彼岸前の大事な草刈りでもあります。貴重な草を残しながら、手作業で刈っていきます。朝の9時~夕方5時まで、おしゃべりしながら、草花を見ながら、楽しい草刈りでした。


今日は東京から若者たちの応援も入り、総勢20人ほどの参加で行いました。

手作業の草刈りって、いいですね。草や土を直接肌で感じながら刈ってゆく。 
現在主流の草刈り機による草刈りは、身体のエネルギーを奪われてゆく様な疲れが残りますが、体全体を使うカマによる手作業の草刈りでは、身体のエネルギーが回り巡り、疲れも心地よいものです。

今日参加した皆さんは、きっとぐっすり眠れることでしょう。

   ( 草刈りにすっかり夢中になって、作業風景の写真を撮り忘れました )


作業前はこんな感じでした。


作業後の写真も撮り忘れ、、、あっ、ありました!作業後の写真。
こんなステキな野草の花束が出来ましたよ。



そしてこちらにも、、、





皆さん今日は一日お疲れさまでした。また来月のランドケアでお会いしましょう。


今日も生きものいっぱい    ありがとう地球!






    

















   





2014年9月12日金曜日

野菜組、9月4日

更新遅くなりましたが、9月4日は後期野菜組の第三回目が行われました。ただいま秋冬野菜の種まきラッシュです。来年春までの食料自給を目指して、ひたすら種まき。




畑には小さなハートが勢ぞろい。先日まいた大根の発芽が始まっています。


本葉が出たらこんな感じ。


せっせと間引いて大きくします。


ニンジン、ネギも育っています。


ブロッコリーも元気です。


カボチャはただいま熟成中。


こちらはただいまお昼ね中。

今日も生きものいっぱい  ありがとう地球!









2014年8月13日水曜日

立秋(今年は8月7日)を迎えて

夏の草の中に、秋の草が顔を見せ始めました。そこここに、可愛らしい花穂が出始めました。


エノコログサ。


ワレモコウ。


ユウガギク。




そして、稲。8月始めから出穂(しゅっすい)、開花が始まっています。ゆらゆら揺れる白いのは、お米の花の雄シベです。


大豆は、ピンク色の小さな花。

もうすぐ、実りの秋ですね。


一方、こちらも穂を出し始めました。おっと危ない!外来種のオオブタクサ。

こちらは、種を落とす前に抜き取ります。


田んぼ見まわる、モイ君です。

今日も生きものいっぱい、ありがとう地球!

















2014年8月5日火曜日

田んぼ植物園


田んぼの土手は、野草の宝箱。

草刈り機が普及する前、手作業で草を刈っていた頃、人々は一つ一つの草を大切に、良く見分けながら刈っていたと聞く。食べられる草、薬になる草、家畜の飼料として、家屋や小屋の資材として、土手の草草が人々の生活を支えていた。

先日、地元の93歳の植物の先生に来ていただいた。学校の田んぼにお連れすると、開口一番「懐かしいなあ、昔の土手はこんな感じだったよ」「いろんな草があるねぇ」
先生は、1時間ほどで、約70種類の植物を識別された。


というわけで、今日は野草組のみんなと、田んぼの植物の名札作り。
ただいま、田んぼ植物園、準備中です。


早く田んぼに立てに行こうよ。「わん」と道案内するモイ君です。

今日も生きものいっぱい    ありがとう地球!





2014年8月2日土曜日

野菜組


7月31日、野菜組の後期講習が始まりました。暑い暑い夏の盛りです。


夏野菜の収穫が始まっています。

  

トマト、きゅうり、なす、ズッキーニ、ピーマン、インゲン、ジャガイモ、、、色とりどりの夏野菜たちが、毎日食卓を賑わせています。


そして、暑い夏のこの時期に「秋冬野菜」の、畑の準備や種まきが始まります。
今日は、白菜の種を鞘から外して取り、まきました。

晩秋に収穫予定の白菜、今日種まきです。


暑い夏の盛り、この後やって来る「秋冬」を思い、種をまく。

 

ふー   暑い、、、
3メートル近くの大木になったヒマワリの木陰で、休むモイ君です。

今日も生きものいっぱい、ありがとう地球!












2014年7月29日火曜日

「夏の田んぼの生きもの観察会」


報告が遅れましたが7月19日の「生きもの観察会」無事終了しました。


夏の田んぼに集まって、


田んぼの中をのぞいて見れば、、、


いろんな生きものいましたよ。ユスリカ、コオイムシ、マツモムシ、ヒメゲンゴロウ、、、


こちらは仲良く、ハシリグモのオスとメス、


見上げれば、田んぼの土手も花ざかり、、、


ヤブカンゾウ、


ヤマホタルブクロ、


カワラマツバ、


そして、稲。いろんな生きものたちと一緒に、お米も元気に育っています。


夕方は、激しい雷雨になりました。雨あがり、見まわりのモイ君です。

今日も生きものいっぱい、ありがとう地球!